リシャール・ミル |新作情報!世界一軽いRM 50-03スプリットセコンド・トゥールビヨン・クロノグラ フ‐マクラーレンF1。
リシャール・ミルスーパーコピー 代引きと新たな 10年間のパートナー契約を締結したマクラーレン・ホンダ
マクラーレン・ホンダといえば、ブルース・マクラーレン氏が1966年に創業以来、世界選手権20回、グランプリ182回優勝という、グランプリレースにおける最も成功した名門チームのひとつとして君臨するフォーミュラ1チームである。マクラーレン ブランドは、50年間フォーミュラ1レースの頂点に存在し続け、継続的な技術革新、ディテールへの細心の注意そしてレース勝利がもたらす名声は、まさにリシャール・ミル ブランドの哲学に完璧に調和していると言えるだろう。両社をつなぐ共通点は、徹底した技術革新、完璧さの追求、そして前進への飽くなき渇望である。
新型キャリバーは、抜群の性能を誇る名作
スプリットセコンド、トゥールビヨン、クロノグラフを装備したRM 50-03マクラーレンF1ウルトラライトは、ストラップも含めた重量が僅か40グラムの、世界一軽い機械式クロノグラフ時計で、この画期的な軽さの秘密は、最先端素材の使用にある。チタン、TPT™カーボンに加え、全く新しい素材、 TPT™グラフを時計の製作に初めて導入した。この新素材の応用は、2015年にマンチェスター大学に開設された国立グラフェン研究所の研究から誕生したもので、物理天文学院のアンドレ・ゲイム博士によって、グラフェンは同研究所で2004年に初めて特定された。それから6年後の2010年、この先駆的な研究により、アンドレ・ゲイム博士とコンスタンチン・ノボセロフ博士はノーベル物理学賞を受賞している。そして、マンチェスター大学、マクラーレン・アプライド・テクノロジー、ノース・スィン・プライ・テクノロジー(NTPT®)の共同研究が実を結び、リシャール・ミルは改良型TPT™カーボンによるケースの製造に成功した。
シングルシーターへのTPT™グラフの導入に取り組んでいるマクラーレン・テクノロジー・グループとマクラーレン・ホンダのおかげで、スチールに比べて200倍の強度と6分の1の重量の画期的なナノ材料で、‐グラフェン‐を注入すると、カーボンの物理的特性は大幅に向上することが証明された。これを受け、リシャール・ミルで使われているカーボン複合材の密度を大幅に下げ、耐久性を強化するためにはグラフェンの使用が最適であるという結論に達したのだ。グラフェンがもたらすメリットを確信したリシャール・ミルのエンジニア達は、ノース・スィン・プライ・テクノロージーのエンジニアと共にこの新素材の実用化に向けて、TPT™カーボンへのグレフェンの取り込み方法について研究した。表面に波動状の美しい模様のTPT™カーボンは、厚みが30ミクロン以下の並列の繊維層を600枚積み重ねたコンポジット材。これらの繊維層の一枚一枚にグラフェン入りの樹脂をたっぷりと浸透させてから、特殊なCNCマシーンによって各層の繊維の方向を45度ずらしながら600枚重ねていく。その後、6バールの圧力下で120度の熱処理で固めると新素材TPT™グラフが完成する。時計業界ではリシャール・ミルの独占使用となるTPT™グラフの生産が実現できたのは、マクラーレン・アプライド・テクノロジーによる多数のコントロールと検証テストのお陰と言えるだろう。
TPT™グラフの加工にあたり、「リシャール・ミル」の工房では、ムーブメントとケースのパーツ加工チームが、ミクロン単位の精度を確保するための切削ツールの製造とプログラミングに膨大な時間を費やした。できあがった3層構造ケースは、優れた耐性と究極の軽さに加え、優れた着け心地と、非常にユニークで印象的な外観など、非の打ちどころのない仕上がりとなっている。わずか7グラムのムーブメントは、「ウルトラライト」と呼ぶにふさわしい傑作、この軽量化の秘密は地板とブリッジにグレード5のチタンとTPT™カーボンを使用し、パーツに極限のスケルトン仕上げを施したことだ。チタンはその密度、剛性、低い熱伝導率ゆえにマクラーレン・レーシングF1エンジニアリング・プログラムが選び抜いた素材で、シャーシと空気力学的要素の軽量化と強化を図るほか、ギアボックスやコネクティングロッド、弁機構などの製造にも使用されている。
すべて手作業によって作り上げられた美しい曲線や鏡面仕上げ、サテン仕上げなどのムーブメントから、時計作りの高い技術力を伺うことができる。例えば1つのグレード5チタン製のダイヤルの縁を際立たせるために3時間もの時間をかけて面取りと磨き上げを行う。香箱や二番車、ガンギ車などすべての歯車も、歯の形状に切る前に上下面に環状平滑処理を施し、マクラーレン・ホンダF1カーのウィッシュボーン式サスペンション構造から着想を得たTPT™カーボン製のトランスヴァースケージ(横ケージ)がミドルケースに取り付けられ、RM50-03 キャリバー全体を支えている。ケーシングリングを使わない独自のアーキテクチャーにより、ムーブメントがケースに完璧に収まる。こうした技術的改新が、複雑なキャリバーの耐久性を高め、リシャール・ミルの工房で行った衝撃テストの結果、RM50-03 キャリバーは5000Gの衝撃にも耐え得ることが実証されているのだ。
RM 50-03 マクラーレン F1ウルトラライトは、トゥールビヨン脱進機にスプリットセコンド機能を搭載させ、完成度の高いクロノグラフ時計。1つのメカニズムの中にこれら2つの複雑機構を組み合わせるためには、動力の伝達が完璧でなければならない。それには摩擦の軽減が必要であることから、香箱と輪列の歯車の歯の形状の研究が行われ、安定したトルクと最適な伝達効率を確保することができた。ムーブメントの性能とトルクの安定性は、70時間パワーリザーブとトルクセンサー用のインジケーターから読み取ることができる。クロノグラフのプッシャーデザインは、マクラーレン・ホンダのマシーンの吸気口を象徴し、リューズのデザインはマクラーレンが使用するレース用の車輪リムから着想を得ている。
スプリットセコンド機構を新たに設計し、スプリットセコンドのクランプに広範な研究を進めた結果、クロノグラフの動力消費が半減したほか、軸の摩擦も軽減し、スプリットセコンドの異なったレバーを制御する6コラムのホイールは、レバーの完璧な同時作動、機能の完全ロック、非常に安定した設定を確保するように設計されている。
グラフェンの比類のない特性に着目したリシャール・ミルは、グラフェン応用の一環として、ストラップメーカーであるBIWI社とのコラボレーションで、RM 50-03のラバーストラップの弾性と耐摩耗性を向上させるために、ラバーにナノ素材を加えるという新たな試みに取り組みもした。このようにグラフェンをいろいろな分野で応用することは、リシャール・ミルばかりかマクラーレン・ホンダにとっても極めて重要な技術の進歩をもたらす。
RM50-03 FULLFRONT RGBRef.|RM 50-03 McLAREN F1
キャリバー| RM50-30 手巻きトゥールビヨン・ムーブメント、重量7g
ケース|TPT™グラフ。49.65 mm x 44.50 mm x 16.10 mm
防水| 5 気圧(約50m)
ストラップ|グラフェン注入ラバーストラップ
限定本数|世界限定75本
予定価格|1億1270万円(税別)
※ フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが2017年にハンドルを握るマクラーレン・レーシングカーの5分の1スケールのミニュチュアカーが付属
不滅の人気モデルから待望の日本限定モデル誕生
2007年に発表されてから不滅の人気を誇るRM011シリーズから、日本の要望に応え誕生した日本限定モデル『RM11-02』。搭載されているオートマチック・キャリバーは初期のキャリバーRMAC1から新機能を装備した次世代キャリバーRMAC2に置き換え、技術的な進化を遂げている。フライバック・クロノグラフ、ビックデイト表示のアニュアルカレンダー、60分のカウントダウンタイマー、24時間積算計などの機能の他、スーパールミノバを塗布した針によりデュアルタイムゾーンを表示するUTC機能が加わっっている。PVD処理のチタン製ムーブメントはダブルバレルと可変慣性モーメントローターによる自動巻き上げ機構を装備し、約55時間のパワーリザーブを確保している。
デュアルタイムゾーン、クロノグラフなどのプッシャーデザインはRM011コレクションの特徴でもあるレーシングカーのペダルデザインからインスピレーションを得たラインが彫り込まれ、モーターカーに因んでクラッチ機構を連想するチタン製リューズを装備し、触った時の感触を良くするためにアルクリン製外リンクを配している。
Ref.|RM 11-02 ジャパン・ブルー
キャリバー| RMAC2 自動巻き
ケース|ベゼルと裏蓋はATZホワイトセラミック、ミドルケースはNTPTカーボン。50.00 mm x 42.70 mm x 16.15 mm
防水| 5 気圧(約50m)
ストラップ|ブラックラバー
限定本数|日本限定30本
予定価格|1,820万円(税別)
発売時期|2017年秋発売予定
【お問合せ】
リシャール・ミル GINZA
〒104-0061 東京都中央区銀座 8-4-2
TEL:03-5537-6688